焼けるのを待つ時間も、ごちそう。玉宮の浜焼き酒場てんてん

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Gifu LIFE / 取材記事 / 岐阜市

浜焼き酒場 てんてん

七輪の上に貝を置き、焼ける様子を見ながら食べる。玉宮のてんてんで残したのは、海鮮を目の前で仕上げる食事の場面です。

撮影時の貝の盛り合わせを間近から
写真:ギフトコ(取材当時)

料理ができあがる場所が、厨房だけではないお店があります。

岐阜市玉宮町の〝浜焼き酒場 てんてん〟では、テーブルの七輪が、その場所です。

取材した映像にも、貝を焼きながら食べる様子が残っています。

運ばれてきた料理をすぐ食べる夜とは、少し違う。今日は、その待つ時間から見てみたいと思います。

テーブルの真ん中で、海鮮が焼けていく

取材の皿には、殻付きの貝が並んでいました。

網に載せた貝とホタテ
網に載せた貝とホタテ。写真は取材当時のものです。

網の上に置かれた貝。中にはバターが載っていて、焼ける様子を箸や器を持ちながら見ています。

完成動画には、〝大きな海鮮扱ってて〟という言葉も添えました。

皿から網へ。食材を置き、焼ける様子を見ながら、食べ頃を待っています。

現在の公式サイトでも、各テーブルの七輪で、自分好みに焼くスタイルと紹介されています。

料理を出してもらうだけでなく、自分たちも食べる直前の時間に関わる。

そこが、浜焼きを選ぶ理由の一つになりそうです。

一口の前にある、手もとの動き

映像では、貝を手に持つ場面、箸で身をつまむ場面、器を寄せて口へ運ぶ場面があります。

皿の上の完成形だけを見るより、その動きまで見たほうが、どんな食事なのかを想像しやすい。

熱いものをすぐに食べず、様子を見る。

一緒に来た人と、次に何を焼くか考える。

海鮮を食べる時間の中に、そんなやりとりも入ってきます。

焼き方や食べ頃が分からない食材は、お店に確認しながら楽しんでください。

貝の形を見ると、食べ方まで見えてくる

映像に残ったホタテは、広い殻に身が収まり、その上にバターが置かれています。隣にはハマグリやサザエ。貝という一つの言葉でまとめていたものにも、形の違いがあります。

ホタテの殻を持つ手と、箸で身をつまむ手。器を寄せて食べるところまで見ると、完成した料理の写真だけでは分からない、手元の動きが見えてきます。

食べる人が殻を持てるように、その形を残しているのかな。作る側の思いを確かめたわけではありませんが、殻まで含めて料理を見てみると、そんな想像が生まれます。

大きな海鮮を紹介したこの日、僕は動画で〝大満足なんやけど〟とも伝えていました。豪華さを料理名だけで説明するより、網の上の貝と、それを口へ運ぶ場面を一緒に残したかった取材です。

牡蠣を食べる場面のあとには、網の上の焼きおにぎりも登場します。

撮影時の牡蠣
撮影時の牡蠣。写真は取材当時のものです。
網で焼くバターの載った焼きおにぎり
網で焼くバターの載った焼きおにぎり。写真は取材当時のものです。

表面に焼き色がついたおにぎりにバターが載り、上から液体がかけられる。魚介の皿が片付いたら終わり、というわけではなく、ご飯も目の前で仕上がっていきます。

この取材の順番を見ると、貝を選ぶところから、最後に何を食べるかまで、七輪を中心に考えられる食事だったことが分かります。

今の浜焼きには、盛り合わせという入口も

現在の公式メニューには、七輪焼きの盛り合わせが掲載されています。ホタテ、サザエ、ハマグリ、しまほっけを組み合わせたものです。

大盛り合わせでは貝の数が増えるという案内もあり、同行する人数に合わせて選ぶ入口になります。単品には、北海道の天然ホタテ、長崎のサザエ、千葉のハマグリという産地の記載があります。

この産地は今の公式メニューの案内です。以前の取材で食べた貝の産地を、映像だけから決めつけるものではありません。

焼く料理だけでなく、刺身や真アジのなめろうなどの一品料理も紹介されています。全部を同時に網に載せる夜と、焼き上がりを待ちながら別の一品を食べる夜では、テーブルの流れも変わりそうです。

おすすめは仕入れで変わる、と公式に書かれています。メニューで予習をしても、最後はその日に何があるかを聞いてみる。そのやりとりも、浜焼きの注文に含めてみたいところです。

初めての食材なら、どう焼けばいいか、食べ頃はどこかをお店に相談する。目の前で仕上げる料理だからこそ、分からないまま急いで口に運ばず、教えてもらう時間を取ってみてください。

食事を、完成したものを受け取る時間としてだけ見ると、待つあいだは空白になります。でも、このテーブルでは、その間にも貝を選び、網を見て、次の一口を考えている。

待ち時間をなくすより、待っている間に目を向けるものを変える。そんな食べ方を試したい夜に、てんてんを思い出してもらえたらと思います。

遅い時間の一軒という見方も

取材動画では、玉宮に長くあることや、2軒目、3軒目としての利用についても紹介しています。

公式サイトには、2026年10月6日付で営業時間の変更が案内されています。日曜〜木曜は17:00〜24:00、金曜・土曜・祝前日は17:00〜翌2:00という新しい案内です。

夕食として入る場合も、他のお店で食べたあとに寄る場合も、自分たちのお腹と時間に合わせて選べます。

ただ、公式案内では全席喫煙可となっています。

料理の好みだけではなく、煙のある場所をどう感じるかも、お店選びの大切な条件です。

同行する人の希望も合わせて、場所を決めてもらえたらと思います。

今、行くなら

浜焼き酒場 てんてん

住所:岐阜県岐阜市玉宮町2-17。

予約・問い合わせ:050-5462-9838。

営業時間:日曜〜木曜17:00〜24:00、金曜・土曜・祝前日17:00〜翌2:00。定休日は公式案内で無休。

名鉄岐阜駅から徒歩4分。全席喫煙可、個室なしという案内です。

当日のおすすめは仕入れ状況で変わります。貝や海鮮の内容、早い時間のサービス、臨時休業は、公式サイトとお店への問い合わせでご確認ください。

店舗情報確認日:2026年10月7日。

次の一口を待つ間に、テーブルの時間もゆっくり進んでいきます。

料理と店内の様子は取材当時のものです。現在の内容・料金・営業日は来店前にお店の最新案内をご確認ください。

こんな人に、こんな理由で。

七輪を囲み、海鮮を焼く過程も食事として楽しみたい人

所在地

浜焼き酒場 てんてん
岐阜県岐阜市玉宮町2-17

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